ハーレムライトノベル紹介サイト

ライトノベルの中でも特にハーレムものと呼ばれるようなジャンルのライトノベルをご紹介します。

ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(ファミ通文庫,Kindle・楽天kobo版有り)レビュー

評価

★★☆☆☆

 

紹介タグ

3人以上のヒロイン、男にモテる、シリアス、プラトニックな愛、ファンタジー、お嬢様系ヒロイン、ほのぼの、家族愛、女装もの

 

公式内容紹介

『グリンダ=ドイルを廃業する』そんな言葉を残して、"万能の天才"グリンダは、同盟国への派遣を目前に失踪した。このままでは国際問題に--というわけ で身代わりとして白羽の矢が立ったのが、グリンダの双子の弟、つまりこの僕、シャールだった。いや無理! 僕男だし! 天才の姉と違ってニート予備軍の浪 人生なのに! 抵抗も虚しく女装させられ、同盟国の王様一家の家庭教師をやることに……!? ファンタジー家庭教師コメディ大望の文庫化!

 

個人的レビュー

天才の姉に代わって、よく似た弟である出来の悪い主人公が女装して、外国の王子、お姫様たちの家庭教師をやるというファンタジーラブコメです。“ハーレム”ものしてご紹介していますが、決してモテる相手は女性ばかりとは限りません。むしろ、主人公は女性と同じぐらい男性にもモテます。

 

個人的には、全く波長が合わない作品でした。たとえ主人公の一人称視点だとしても、地の文で「てゆーか」といったような口語が何度も使われていて、読んでいて少し疲れました。まぁ、文章のことはラノベのほとんどの作品に言えることなので、それほど重要な問題だとは思っていません。

 

それ以上に、登場するキャラクターが悪い意味で頭の弱い人々が多いのは、コメディとしてもいただけませんでした。たとえば主人公は「ぼ……いや私は」と何度も何度も女装中の一人称を間違えます。これが2,3回なら女装もののテンプレなのでまったく不満はないのですが、一巻丸々通して最後まで出てくるとさすがに「いつになったら学習するんだ」とイライラしてきます。

 

そして、あらすじにもあるように主人公は「家庭教師」として呼ばれたはずなのに、家庭教師の仕事はほぼ一切せず、(少なくとも描写を見る限りは)遊んでばかりなのもいただけません。これで作中の周囲の人間が誰も何も言わない状況が不思議です。

 

また、周囲は「天才天才」と主人公を持ち上げるのですが、「天才ならば経済や治政にも詳しいだろう」というまっとうな指摘はともかく、「天才なら武術にも優れているだろう」「天才ならマラソンの足も速いだろう」というのは意味が分かりませんでした。

 

Amazonの評価などは結構高いのですが、同作者の『文学少女シリーズ』などからのファンの方が多いようです。おそらく前作は面白かったのかもしれませんが、本作だけを読んで純粋に面白いという方がいれば、どこが面白かったのかを真面目に尋ねてみたいですね。

 

思いがけず酷評になってしまいました。ただ、レビューなどの評価そのものは高いようなので、どうしても私には合わなかったというだけで、合う人には合うのかもしれません。

 

一応、個人的に本作の良かった点を挙げるとすれば、ヒロインのお姫様の1人が可愛らしいです。9歳という年齢設定を除けば、ヒロインとしてすごく魅力的だと思います。魅力あるヒロインやサブキャラ達という点に関しては、素直に良かったと思います。

 

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